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個人向け国債
個人向け国債とは、国が発行する債券。
固定金利型の5年物と、変動金利型の10年物があります。
通常は年4回(3月、6月、9月、12月)募集されていて、証券会社や銀行の窓口で購入できます。
最近では、インターネットからオンライン購入できる金融機関もあります。
5年物は一般の5年国債から0.05パーセント、10年物は一般の10年国債から0.8パーセントを差し引いた金利を適用。
また、10年物は半年後ごとに金利水準が見直されます。
個人向け国債のメリット・ポイント
個人向け国債の最大のメリットは、信用力の高さです。
国が元利払いを保証しているので、債券としては最も安全な金融商品。
そのため、購入者には投資リスクを嫌う高齢者が多くなっています。
また、1万円単位で購入できるので、購入のしやすさもポイントです。
10年物は変動金利型なので、インフレ時には固定金利の他金融商品よりも対応力が高いのも特徴。
個人向け国債の注意点
個人向け国債の注意点は、市場で売却できないことです。
償還前の中途換金は可能ですが、違約金が発生します。
5年物は最初の2年間、10年物は最初の1年間は解約できず、その後の解約でも5年物は直近4回分、10年物は直近2回分の利息が違約金として取られてしまいます。
また、2009年現在は景気の悪さから市場金利も低下し、個人向け国債の金利も過去最低水準になっています。
財務省は、固定金利型の3年物も発行する予定。
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